今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 匿名希望 さん からのご相談でした・・・

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小学2年生の女の子と、保育園の年長の男の子を持つ母親です。

子どものお小遣いって、何歳くらいからあげればいいですか?

私は中学に入るまでお小遣いをもらえませんでした。両親ともに公務員で

貧しかったというわけでもないと思います。小学3年くらいのとき

友だちの家にみんなが集まった時、私だけお小遣いをもらってなくて、

何も買えなかったのが恥ずかしかったです。

でも親にどういえばお小遣いがもらえるのかわかりませんでした。

なので私も、子どもがいくつになった時にお小遣いをあげ始めればいいのか、

なんて言って始めればいいのか、いくらくらいあげればいいのかわかりません。

娘の友だちでも、すでにお小遣いをもらっている子が数人います。

変な話、将来自分の子どもにどうやってお小遣いをあげればいいかわからなくて、

子どもがかわいそうだから「子どもはいらん」とまで思ってました。

アドバイスをいただきたいのでよろしくお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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答えがあるわけではないですけれども、

一般的な目安として申し上げます。

保育園児は、 保護者の方と一緒に帰ってくるわけですから

自分一人で帰ってくるわけでもないし 自分一人で登園するわけでもないですよね。

小学校っていうのは自分たちで、集団や個人で行って自分たちで帰ってくる。

行って帰って友達と遊ぶ約束をしたり、友達同士で出かけて

またそのお小遣いを持って、かつては近所に 駄菓子屋さんとかいろんなお店が

ありましたが・・・そういったことで考えると、

小学校に上がったら、非常に少額でいいですからお小遣い というか、

お駄賃とか言ってましたけれども、そうやって自分でお金をコントロールする

という意味合いも含めて、小学校に入ったら少しずつ渡していく

っていうのは一つの目安だと思います。

ところが 今は、近所に友達同士で買い物に行くなんていうことが

小学校低学年でもあまり なくなりましたね。

近所の公園で遊ぶとか 近所のお寺の境内とかで遊ぶとか、

そういうこともずいぶんとない。そんな風景はなくなりました。

従って、親御さんと行動する機会が多くなってる 昨今ですから、

かつてのように 小学校1年生でといっても、金を使う機会なんてそうはないですね。

だから子供たち同士で遊び始めるのはいつなのかということです。

そうすると 一般的には「つ」が取れた年齢って言われます。

8つ 9つまでは「つ」がつきますけど、10歳は「とお」。

7つ 8つ 9つの「つ」のつく年齢は、案外お母さんと一緒にいます。

ところが「つ」が取れて通う、つまり 小5小6 あたりになってくると

友達同士で行動する機会も増えてくる。そうすると お小遣いも

どれだけ変わって自分でお金のコントロールしていく。

そういうことを考えてもいいんじゃないですかね。

したがって 一般的な目安ですけども、小4、小5 あたりから

お小遣いを渡せばいいんじゃないかなと、まずはそういう風に思います。


小4小5 と申し上げましたけど、それは子供たち同士で遊ぶ約束をして

どこかに行くとか、まあもちろん 近所で いいんですけども、

そんな流れでお買い物するとか、そういう場面があるならばお小遣い、

ということで、その都度お母さんにお金ちょうだいというよりも、

例えば 月にどれだけ手渡して、その中で 残額 見ながら自分でやりくりする、

こういうことを覚えるためにも渡してしまった方がいいと思いますね。

ところが案外 友達とそういう 外出 というか 遊ぼうっていうことをせず、

お母さんと一緒の時間だけを過ごしてるとするならば、

それはお小遣いはあまり必要な場面はないですよね。

必ずしも渡さないといけないことはない。

私の私的見解ですけれども、小5小6になってくると社会性を身につけるためにも、

お母さんべったりではなくて、ある程度 友達といると小遣いも必要になってくる

それでいいんじゃないですかね。

その時にいくらぐらいあげればいいのかっていうのも

それも何を買うか 友達と どう動くかっていうことにもやりますから

1人だけ 高すぎず 1人だけ 安すぎずっていうことを

友達同士のだいたい 平均ぐらいでいいんじゃないかなというふうに思います。

しかし、これは一概には言えません。

様々な家庭の形があると思いますので、そういうことを一つの目安にしてもらえば

いいと思います。


「どうやって言ってお小遣いあげればいいかわからなくて」ということですが・・・

たとえば、「毎月決まった時に これだけ渡すから、その中で

自分の中で、使いすぎたらなくなる、貯めれば残る、そういうことも覚えながら

やってくんだよ」 っていうことですね。

しっかりと伝えて そして渡せばいい そういう風に思います。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 KARA さん からのご相談でした・・・

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息子は中学2年になるのですが、ゲーム(オンラインゲーム)ばかりやっていて、

ゲーム中に声をかけると不機嫌になります。

学校と塾の宿題はささっとすませてしまい、

ちゃんと学習できてるのかどうか?? 成績は、今は、中の中くらいです。

「まだ2年生だから大丈夫」と思っているかもしれないので、

「今からやっとかんと、あとで大変な思いするのは自分やで!」と言うのですが、

「わかっとる」とは言うものの、金曜日の夜は夜中までゲームしています。

うちは男親がいないので、私が叱るしかありません。

叱られたのがゲーム中の友達に聞こえてバツが悪くなると思いっきり不機嫌で

私を無視します。どうすればいいでしょう。

ルールも作らずに、ゲームする環境を与えた自分に自己嫌悪です。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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中学2年の息子さんが ゲームの最中に叱られて

それが ゲーム中の友達に聞こえて不機嫌になる。。。逆に息子さんの気持ちは

よく分かります。そういうもんだと思います。

お母さんの気持ちもよく分かりますが

例えばもう あらかじめ ルールがあって、ルールを破ってゲームをしてる

って言うなら ゲーム中のお子さんに対してルールを破ったじゃないの とか

そういうお叱りをしてもいいかと思いますが、

今 ルールがない中で、ゲームばっかりしていてどうなの っていう

その機嫌のままにそのお子さんに対して叱ってしまうと

これはお子さんも不機嫌になるでしょうね 。

お子さんは、勉強の方もそれなりにはまあなんとかバランスを取って

やっているということなので、今ゲームそのものにはいろんな心配はありますが

これだけ見ていると、夜中までゲームをしているのも、

金曜日の夜っていうことで、翌日には影響が少ない日にやってるとか

お子さんなりには バランスを取ってやっているということなんでしょう。

したがって そのバランスを取って ゲーム とまあいろいろなこととの

バランスとってやっているお子さんに対して、なかなか実は叱る要素はないですよね。


とはいえ、ゲームっていうのはそこまで夢中でやっているというのは

親からすると非常に今大丈夫かなというような気持ちになりますよね 。

したがって、これは、そのまま言えばいいと思います。

例えば ゲームをし続けることによる心配はこれなんだと。

これは親心として自然な心配なんだと。だからそれに対しては

こういうルールを作りたいんだと。

例えば、 夜は何時までとかですね、学校と塾の成績がこれ以上落ちたら

ゲームはなしにするとか。

子供なりに、まあ それなら分かった・・・と合意するようなルール、

これは今からでも作ればいいんじゃないですかね。

「今更何だよ」って言われようが、いやでも親心は、

これとこれとこれは不安なんだと。だから ルールは守ってもらわないと

私も自分の気持ちがざわざわするので そこは分かってほしい・・・

という風に 、一対一、人と人として、今からでもルールを作る。

それでいいと思います。


男親がいないので 私が叱るしかありません」とありますけれども、

一般的に お子さんが中学2年生ぐらいになると、叱るというよりも

その一歩手前でしっかりと話し合うってことですね。

親とて1人の人ですから、いろんな感情や思いがあるわけで、

その感情や思いはおおもとの子供さんに対する心配だったり、不安だったり、

それが 親の気持ちの 大元にあるわけですから。

母親として親として こういうところを心配してるんだ 気になるんだと

これはあなたのことを思って、 あなたが将来困らないために 思っている

心配なんだと、 これはあくまでも あなたへの愛情としてわかってほしいんだと、

そうすると お子さんもその心配は分かったとなって、

その上で心配をかけないために「これとこれは守る」と

落ち着いて話がし合えるように、それを 約束として取り付けた上で

「叱る」 っていうのはずいぶん後のことで、まずは1対1でゆっくりと話し合うと

お互いの気持ちをお互いがテーブルの上に出して、

そして「それはいい。それはダメ」という風にお互いの約束事を決めると

親子といえど家族といえど 、やはり、お互いのことを思うがゆえに

そういう話し合いをして取り決め、お互いに ルール、 着地点を見つけていくと、

これは必要だと思いますね。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 てんこ さん からのご相談でした・・・

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息子は高校2年生です。志望大学と学部は決めていて、1年生の夏休みくらいから

塾に通い始めました。しかし、成績は芳しくありません。

子どもも不安になり相談すると、学校の先生は「頑張れ」と言い、

塾の先生は「まだ大丈夫。あきらめるな。この調子!」

と応援してくれるそうです。励みになりますが、

本当に子どもに見込みがあると思い

応援をしてくれているのか、子ども私も不安が先に立ちます。

部活も頑張っていますが、学校は課題やテストが多いので、

いま本人は大変そうです。

どういうフォローや声がけをしてあげればいいでしょうか。

アドバイスいただきたいです。お願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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頑張れとか、「大丈夫 諦めるな、その調子」って言われても

あまりにも曖昧で、大変申し訳ないですけれども、「頑張れ」って言っても

何を頑張ればいいのか、「まだ大丈夫」 っていうのはどういう意味で

大丈夫って言ってるの、「その調子」っていうのはどういう意味で言ってるのか

全てが明らかじゃない言葉ですから、正直 明確なものがつかめないまま

不安になるっていうのはそれはそうだと思います。


今高校2年生ということで、志望大学と学部 がもう決まっているとするならば、

今入試っていうのはいろんな種類の入試がありますから

どの入試に トライして、その大学に合格していくのか っていうことも

明確に戦略を立てて、逆算をして、細かい計画があって、

でもその計画通りに来ているとか来ていないとか、

来ていなかったら何をどうするかとか、もう1回 計画通りに戻すのかとか、

そういうことが一つ一つ 可視化されていく、非常に細かい計画になっていて、

さらに学校には課題や テストが多いということですけれども、

これもまた、 最近は、 総合型とは言ったりするんですけれども、

推薦入試や、そういう 入試で合格しようと思うなら、当然

学校の成績をしっかり取らないと それに繋がりませんからね。

それならそれでこれを重視すればいいですし、また一方で 入試の方法として

違う方法にトライするならば、学校のこの課題や テストは、 どちらかといえば

エネルギーの消費は最低限にしておいて頑張るとか、

大学入試は受験方法がいろいろあるわけですよね。


大学と学部が決まってるならば、現状とゴールへの逆算をして、

細かい計画を立てると、そのことによって、初めてなんとなくはっきりと

何がどう 不安なのか見えてきます。

そうなるとやるべきことがはっきりしてくるということだと思います。


このままで合格するかどうかが不安、という前に、 今この瞬間 やるべきことが

はっきりしていないから不安という風に言えるんじゃないですかね。

今やるべきことさえ はっきり すれば、それをやればいいわけですから、

不安も何もまずは 動こうということになるわけです。

今やるべきことがはっきりしてないからそれをするってことですよね。

頑張れとかまだ大丈夫 っていう裏側に、事細かに合格のロードマップというか、

合格への地図がないとだめです。

地図もないのに ただ歩けていうのは難しいですからね。


そういったことをしっかりと助言していただけるように、学校の先生 また

塾の先生にお願いするとか、細かい計画を立てて、

そしてそこを順調に歩けてるかどうかを日々 確認をして、

そして一歩一歩近づいていくやり方を取ればいいです。

逆にそれが すでにできてるならば、もう不安と思わずに

その道を信じて歩く。

非常に重要なことですけども、先の心配するよりも

今目の前にやるべきことをはっきりして今に集中 することです。

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