今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、Ken Ken さん からのご相談でした・・・

******************************

このような相談でもいいのでしょうか・・・。

中二の娘の私たち両親に対する態度に、どうにも腹が立ちます。

「テスト、結果どうやった?」と聞くと、「べつに~」とか「関係ないし~」とか、

頼まれごとをやってあげても「下手やわ~。頼まんかったらよかったわ」とか。

反抗期だからとは分かっていても、平常心を保つのが難しくなります。

夫は「放っておけ」と言いますが、私はついムキになってしまいます。

親に対して言うことじゃないですよね。

ママ友にきくと、「同じ土俵に乗らんほうがいいかもよ」と言われましたが

この場合、言うべきことは言ったほうがいいのではないでしょうか、悩みます。

アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。

******************************

安藤先生からのアドバイスです♪

******************************

「同じ土俵に乗らん方がいいかもよ」とか、「放っておけ」ということですけれども、

正直そういうことなのかなという風にも思います。

でもどうしても、自分も平常心を保つのが難しいとかということでしたら、

向き合って 娘さんと話をするというのも 一つかと思います。

が、その時の言い方は、「あなたの言い方が良くない」とか「悪い」とか

ジャッジして さばいてるみたいになるんで、

「人と人として そういう 言われ方をすると こちらも傷つくし、

こちらもやる気がなくなる」っていうことを、

自分の気持ちとして伝えるということです。

自分が平常心 が保てなくなるというか嫌な気持ちになるっていうことを、

母親も一人の人として、娘さんにその気持ちを伝えるのです。

話をして向き合ってっていうのはそういう言い方をするっていうことです。


ただ、ちょっと厳しめなこと言うと、「反抗期」っていうのは、

一体何なのかというと、それまでそのお家の中で育ってくる中で、

色々と言われっぱなしで負けっぱなしで本人が嫌だった、

それをようやく反抗できる時が来たっていう 、そういう考え方もあるんですね。

ということは、娘さん自身が、かつてもっと 幼少期の頃に、

そんな言われ方しなくてもいいのになっていう風に傷ついたことがあったりとか、

我慢したとか、そんな 幼少期があって、それをリセットするために

負けっぱなしは嫌だから、そういうことで 反抗してきているっていう事も

あるわけです。

ということは 、しばらく 勝たせてあげるって言うのも大事なんですね。

しばらく 勝たせてあげることで、本人としては

過去の 我慢 とかが、少しはリセットされるわけです。

リセットが終われば そういう風に言わなくなるわけですね。

リセットをしようとしてるのをさらに抑え込みに行くと、

また 爆発するわけです。

違う形で困らせてきたり 違う形でまたやり返されたり、

どんどんどんどんエスカレートするわけです。

だからそのリセットを抑え込むというよりも、

まあ それぐらいだったら 少しは勝たせてあげる、リセットさせてあげる、

まあ今はリセットしてるんだな、リセットが終われば 穏やかになるな、

・・・という風に思って、

同じ土俵に乗らない方がいいとか一旦 放っておくっていうのは

そういうことにつながると思うんですよね。


幼稚園 保育園とか小学校とか、小さい時に、

まだ子供としては、保護者に対してそこまで力が持てていない時は、

とにかく保護者の言うことが絶対だったわけですから、

しかし ある程度 言って返せるようになってくると、

言われっぱなしじゃなくて こちらも言い返したい、

負けっぱなしは 嫌だから、少しは勝ちたい、

そういうような気持ちが生まれてきますよね。

それは決してお母さんのことが嫌いとかではなくて、

少しは自分の力も見返したいというような気持ちがあったりするわけです。

それが人を傷つけるとか、人に迷惑をかけるとか、

そういうところまで行くと それは良くない また別の話が出てきますけど、

しかし少し 言い方が生意気になったとか、そういうような部分に関しては、

少し それをさせておいて 言わせておいて、それによって勝たせてあげて、

負けっぱなしじゃない リセットができたっていうようなことが

一つの成長過程 なんですね。

そのことによって勝ちとか負けとかじゃなくて、人と人として、

やっと親とも向き合えるようになるわけですから。



ずっと負けてきた。そして最近 少し 勝てた 。

・・・これで プラスマイナス リセットできたから、

人と人として 向き合えるようになった、こういうような感じで

進んでいくわけです。

途中で 人に迷惑をかけるかのようなことがあれば、

それはまた別の話をしてもらうべきですけれども、

言い方が少しっていうのはそういう成長過程と捉えればどうでしょうか。

******************************

安藤先生へのご相談は

メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!

また、その後のエピソードなども

お待ちしています!

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、こっちゃんママ さん からのご相談でした・・・

******************************

小学2年生の息子のことですが、算数や国語など、苦手科目の宿題をやりません。

「やらなあかんやろ。なんでせえへんの?」と聞くと、「面白くないから」と

言います。「そんなの通るわけないやん。ちゃんとやりなさい」というと、

しぶしぶやりはじめますが、適当にささっと書いて終わります。

私に時間があるときは、「いっしょにやろ。見てあげるから」と横につきますが、

とても嫌そう。

旦那は「まだ2年生やし、本人の意思を尊重すれば?」と言います。

私は、小さい学年だからこそ基礎をしておかないといけないと、と思う反面、

強制して本当に勉強嫌いになってもといけないと思うし。

でも、このままだと他の科目の勉強はどうなるのか心配です。

息子のわがまま?を通していいのか悩んでいます。

どうやって、苦手科目の勉強(宿題)をさせればいいでしょうか。

アドバイスいただきたいです。よろしくお願いいたします。

******************************

安藤先生からのアドバイスです♪

******************************

まずお子さんが面白くないからと言ったのを、

じゃあ 面白くするからとか 機嫌をとりながらやるなんていうことを言うと

きりがないっていう状態になると思うんですね。

もちろん 面白くないものを 面白くしていくとか、できた時に

すごく褒めていくとかやり方あるんですが 、そればかりだと

「褒められないならやらない」とか、

結局はおもしろくないものはやらないということに変わりはありません。

やはりこれは、ある程度 厳しく言って私はいいと思います。

これもいい意味でのしつけです。


例えば、靴を揃えないことに対して「めんどくさいから」とか、

片付けしないのも めんどくさいからとか、

全部通していくというのは、本人の意志を尊重していくと言うか、

あまりよろしくないわけです。

なので

そういう日常の生活のところからきちんと ルールを守らせるって事です。

そういうところから厳しくしていくということです。


そのことによって、やりたいか、やりたくないかではなくて、

やるべきことはやらないとダメなんだっていうことが、

勉強のことだけでなく何においても基本のベースになるように、

生活の中でそういう 細かな 動作のところから

しつけをしていく っていうところですね。


これは厳しく行くべきで、生活の基礎ですから、

何事にも取り組む基礎ですから、

これは本人の意志ばかりを尊重するんじゃなくて

きちんと厳しく基礎を作っていく ってことですね。


小学校2年生の勉強も同じです。

今はまだ 本当に 基礎づくりの時 なので、好きなことだけをやるって言うんだと、

食べ物と一緒で、好きなものばっかりを食べる のと一緒で、

やはり それでは体ができてないように、基礎がないと

この後 頑張り切れる状態にはなりませんから

ここはもう やるべきことはやる という基本のところですね。

ある程度の厳しさのなかで基礎を鍛えていくのは必要だと思います。

生活習慣の中で、それもやらない 守れないみたいな場合がもしあったとします。

その時は、

「もう本当にそうやって 好き嫌いで動くんだったら、

やりたいとかやりたくないで動くのなら、

お母さんも、めんどくさいから ご飯作らないよとか言うわね。

その時はご飯食べられないよ ってそれでもいいの?」とか。


「あなたもあなたも人間なら私も人間、好き嫌い ばかりで動くんだったら、

お母さんもやりたくない時はやらないけどそれでもいいの?という話になるよ」

そういうことを言えばわかると思うんですよね。

大切なことはどうであっても 伝えていく、

やるべきことはやるっていうことが当たり前のことなんだな

というところで毅然として言うってことです。


それがある程度できてきてから、初めて 本人も

やるべきことに取り組み始める。

その時にできた時にすごく褒めるのです。

「こういう風にやったらできるんだね すごいね」と。

そうすると本人の方が、俄然 逆に 気持ちが、

最初 面白くないと思ってたけど 案外 こうやると面白いとか、

本人のほうが言いはじめますよ。

やりきったときに褒めていくと、本人が面白くしていく工夫をし始めるんです。

だから まずはやるべきことをやらしていく。

そしてそれをやったら、それはしっかりとその時は褒めてあげる。

それが本当の賢さに繋がっていくのです。

******************************

安藤先生へのご相談は

メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、えりこー さん からのご相談でした・・・

******************************

中学1年の娘のことでご相談です。小学校時代、娘は、授業を聞いて、

宿題をやっていれば、だいたい成績は良く、塾に行くこともなく、

テスト勉強をする習慣もありませんでした。

なので、中学もそんなもんだと思っていたようで・・・。

当然1学期の成績はよくなく、いまになって諦めモードになっていて、

すこし焦りながら夏休みに突入しました。「塾に行く?」と聞いても

乗り気ではないようです。

「これまでのやり方ではいけない」と気づいて、なんとか前に進めるように

声がけしたいのですが、色々伝えても「わかっている」というだけで

一向に勉強する気配がありません。どうすればいいでしょうか。

******************************

安藤先生からのアドバイスです♪

******************************

「乗り気ではない」とか色々と伝えても「分かっている」というだけだとか、

一向に勉強する気配がないとか、そういう前向きではない

心の状態っていうのが最初にやっぱり気になりますね。

なので まずはこの勉強の事っていうよりも、他に不安なことがあるのかどうか

というところですね。

親子で安心安全な環境を作って、中学生活全般の話をするっていうことを

まずは 最初としては重要かなと思いますね 。

まだ中学に入って 数ヶ月 環境が大きく変わったわけですから

ひょっとすると、他に何か不安なことがあるのかもしれませんね。

なかなか この年代っていうのはいろんなこと

親に相談しにくいっていうのもあると思うんですけれども、

例えば2人で遠出でもして、非日常の環境を作って、

何気なく さりげなく 友達関係のことであったりとか

学校生活全般の話、または お悩みがあるのかもわからないですから

いろんな話をしてみるといいですね。


そして はき出すことによって もし何かあれば

心の状態が少しは前に向く っていうこともありえるかもしれませんね。

もし勉強の不安だとしたら、これはアドバイスが必要になるわけなんですけれども

その時に親の方が先にあせって、少し相手に対して

プレッシャーをかけるような言い方をしたり、

少し怒っているような口調になったり、または心配をしすぎてるようなものが

伝わると、お子さんもちょっと拒絶してしまう気持ちになりますね。

まず心の状態が どうなのかを、親子で安心安全な環境を

作ってみて、中学生活全般の話を

色々といつでも話し合える状況を作っておく。まずは最初はそこですね。


勉強に対する不安だったとした場合は、

諦めモードになるのはまだ全然早いわけですから

まだ中学1年生の1学期 、全然 諦める必要がないのがひとつです。

そして元々 基礎学力がたかいこならば、やり方の問題だけだと思いますので

テスト前には、1週間ぐらい前から計画を立てるとか

今まではそういう習慣もなかったっていうわけですから

計画を立ててテスト勉強して、テストに挑む っていうことを

まず変えていくだけでもずいぶん違うと思います。

そういうこともなかなかままならなかったり、

その計画の立て方もわからなかったりするとするならば、

計画の立て方や勉強の仕方のアドバイスをもらうために塾に行くっていうのは

ありだと。

そして、塾に行くとひとくくりにいっても、不安もあるでしょうから、

「アドバイスをもらいに、塾に行く?」

みたいな 言い方をするといいと思います。

また、塾っていうのも 一つの選択肢だと思いますが、

この場合は、集団型の塾というよりも、個人の塾がいいかもしれませんね。

個別指導の先生は教えることがメインの講師だったりしますから。


ただ、相性もありますから、色々体験してみる必要もあるでしょう。

とにかく親身になってくれる塾、その子の勉強の仕方を一緒になって

考えてくれる塾、 計画のたて方教えてくれるような塾、

そのような塾を選びましょう。

******************************

安藤先生へのご相談は

メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!