今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム ひまり さん からのご相談でした・・・

メールが長文でしたので要約してご紹介しましたが、

先生には全文読んでいただきました。

ここでは全文紹介します。

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安藤先生、こんにちは。

小学校5年生の息子のことでの悩みです。

息子は「書く」ことが嫌いで、毎日、漢字の宿題で大騒ぎします。

とくに画数が多い漢字があると、「今日、めんどうな漢字ばっかりや!!」

と大騒ぎして中々始まりません。

学校では、2日に1回「漢字を書く」という宿題が出ます。

漢字ノート1行(12マス)に、新しい漢字を12回書き、

その漢字が出てくる言葉を2~3個書くという内容で、

1日に3個位の「新しい漢字」の宿題が出ます。

息子は、最近この宿題をとてつもなく嫌がるようになりました。

「楽」「親」「教」などの画数が多い漢字になると大騒ぎします。

宿題に取り掛かろうとして、漢字ノートとドリルを開いても

「こんなの書きたくないんだよー」という始末。

「書けば終わりなんだから、書いてしまおう!」とか

何とか乗せようとしても、そう簡単には切り替わりません。

グズグズが止まらないと最後はこちらがイライラしてきます。

うちだけがこんなに大騒ぎするの?徐々に、息子だけでなく私も「今日、漢字か~」と

グッタリするようになってしまってます。

何とか工夫する方法があれば、教えていただきたいと思いメールしました。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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これは、学校の先生に相談しましょう。

小学校5年生の息子さんは、別に何も悪くないと思います。

子供にもいろんなタイプがあって、ひたすら漢字を 書き取るということが得意で

それをすることによって、漢字が身につく、そういうタイプの子もいます。

しかしそういうことに向かない子もいます。

どうしても大人世代の 我々のころは、ずっと ひたすら書き取るというか

同じことを繰り返し繰り返し という苦行?というか トレーニング、

訓練のようにやるということになじみがあるわけですけれども、

今、果たしてそれが全ての子供に当てはまるかどうか って言うと、

当てはまる子は当てはまりますが、 そうでない子はそうでない、

けど今 現実はあるわけですね。

特に、漢字をひたすら書くっていうのは、

漢字の意味とかその漢字の使い方の文章とかそういうことじゃなくて、

まるで 記号のようにひたすらと 覚えていく っていうのは

それが苦手な子にとっては相当な苦行になるわけですね。


ですか これをどういう風にやっていけば 漢字 が身につくだろうか っていうのは、

それはプロであるこの先生に相談することですね。

そう言ってしまうと、学校が悪いというわけではありません。

やはり、保護者の方がそれぞれの子供に必要な教育法というのを

考える余裕がないですね。

そうやって学校で出された宿題なので、それは学校の先生に

宿題の出し方 漢字のトレーニングの仕方を考えていただくといいと思います。

目的は何か って言ったら、漢字を覚えることだと思うんですよね。

その「覚える」というゴールに対して、覚えるためにやること っていうのは、

いくつも方法があるはずなんですね。

いくつもある方法の一つじゃなくて、色々で試していただくと。

そういったことを、先生にお願いしてみるというのがいいんじゃないでしょうか。


今、 漢字を覚えるというのも、タブレットによってですね、

ゲーム 的な要素を持った楽しく学べる方法とか、

アニメーションを使って 楽しく覚える方法、そういうやり方もあります。

勉強っていうのは苦しんでやることじゃなくて、いかに楽しんでやるか

っていうのは大切なことですね。

しかし誰もが最初から楽しめるわけではありません。

楽しめるように、周りの先生 または 教材がいろいろ 工夫をして

楽しめるようにしてるわけです。

そして案外楽しめ始めると、次は自分がそれを覚えた、達成した、

そして成果が出た、・・・ これが楽しみに変わってくるんですね。

最初からその達成する喜びを楽しみに変えてなんていうところまで

なかなかたどり着きません。

最初は ゲーム性 とか アニメーションとか、先生が褒めるとか、

または 漢字コンテストっていう風に表彰するとか、

チーム対抗戦にしてチーム形式であるとか、あの手この手で

学校の先生も、そして 周りにいる大人たちも、

その子 その子の年齢に応じた、環境に応じたやり方で、

いかに楽しませて 漢字というものを、勉強というものを、

楽しく取り組めるようにするか、です。

そうやってつまらない漢字練習ってみんなが言うものを、

楽しい漢字練習に変えていく、これは学校の先生、

また学校のみならず、教育ということで子供に関わる 周りの大人、

プロとしての仕事ですね、そういう人たちに考えてもらうことが大事なので、

お母さんがどうしようどうしようて悩んでも、なかなか難しいです。

今は学校の宿題でちょっと苦しんでいる、

つまらない思いをしているということなので、

学校の先生に相談をすることがいいと思いますよ。

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安藤先生へのご相談は

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、やーこ さん からのご相談でした・・・

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毎年、春休みになると気が重いです。イライラしてしまいます。

子どもたちは昼夜逆転で朝起きないし、宿題もないので、ゲームばかりして

勉強しないし、やるべきことをちっともしないし。

仕事で昼間うちにいないので、ほったらかし状態ということもあり、

私が家にいるときは怒ってばかりです。

4月から新中3、受験生の長男は、ちっとも勉強に本腰を入れようとしないので

不安になっています。反抗期も重なり、話し合うということもできず。

これはある程度はしょうがないことだと思いますが・・。

これまで、親が「ああしなさいこうしなさい」と指示ばかりしていたので、

子どもたちの自主性が育っていないのも自己嫌悪です。

春休みの過ごし方のアドバイス、子どもたちへの声のかけ方を教えてください。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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この春から 新しく中学3年生になる長男さんが

勉強に本腰を入れようとしないというのは、正直どこの家庭にも

よくあることです。今まだこのタイミングはそういうことが多いです。



親の言うこと というよりも、友達からの影響とか、

周りの環境から受ける影響の方が やはり大きいので、

親がどう言えばいいかっていうことよりも、やはり どういう環境を作ってあげるか

ということの方が重要になってくると思います。

新中学3年生というとまだ部活動やっていたりとか、

バタバタとまだ気持ちが いろんなことに向いてます。

一つのことに集中ができないような時ですから、部活が終わろうとしている頃、

夏休みも少し前ぐらいからですね。

やはり 長男さんの周りにいる友達、その環境、それから

どういう風に向かってくか。その中学卒業後の進路 っていうのを

友達はどうしで会話をしている中で、長男さんも、自分はじゃあどうしようか

というようなところになってくると思います。

だから親として、「友達たちと話していて、自分もこうしようと思った時には

いつでも相談してよ」といってあげるのがいいですね。

親があってこそ 初めて、次の高校というのに行けるわけだから、

そういう時はもう「こうしようか、と思う時があれば 相談してよ」と。

「親としては、指示を細かくはしないけれども、思うところは言うけども、

まず自分の気持ちを教えて、言ってきて」

と、今は声だけかけておいて、環境作りの方に、親として、

意識を張っておけばいいんじゃないかなと思います。

今この春の段階で「ああしなさい、こうしなさい」と

細かいところ言っても、なかなか聞く体制にもなってないし、

聞いたところで動ける時間もあまりないので、あまり効果的じゃないですね。

あなたの人生を一緒に決めていこうと 親も応援していくわけだから、

そういうような感じ 認めておくというところですかね 。



春休みになると子供たちは 、中学3年生のお子さんに限らず、

子供たちが 昼夜逆転で朝起きないとか宿題もしない、ゲームばっかりしてとか、

やるべきこと ちっともしないほったらかし状態。。

まあ そうですよね。こういう時は、やっぱり言うことを聞く 聞かないは別として

やっぱり家庭の中でルールを作るということですね。

「何時には起きる」「布団を片付ける」とか。

親の方は、ご飯とか洗濯とか掃除とかやらなくてはいけないことがあるわけですから、

親としても「それはあなたたちのために、どうであってもやっていくわけだから

そこは協力してほしい」と。

「つまりは、この時間にはこうであって欲しい。その間の時間を、

自分たちなりに過ごすのは自分たちの判断だけど、少なくとも、

もう この時間にはこういう状態でいて欲しい。

そこまではあなたたちの自由だけど」・・・というようなルールですね。

これは親が子に命令をするとか指示じゃなくて、

これは一緒に住む 以上の「協力」ですよね。

ともに 一つ屋根の下で暮らしてくんだから、お互いにそこはそうであるっていう

「お互いが協力しあって 毎日の生活が成り立つんだから、それはわかってよ」

っていうことですよね。

そして、

「それがわかってもらえないならば、それは申し訳ないけど

ご飯も洗濯も、もう十分にできないかもしれない。

それは脅かすわけじゃないけれども、やっぱり 協力してもらって初めて

お母さんもできるんだから。それはもうできないかもしれない、

やれないかもしれない。だから でもそれだと あなたたちも困るから、

そこは分かってほしい 」ってことを、1回ゆっくり話すことですね。

一度ゆっくり話すことは本当に大事で、

小言とか文句とかっていうことを 片一方が言うと、もう片一方も言って

文句の言い合い というか、反抗と反抗のぶつかり合いになるので

そうはなることは避けて、ゆっくり話すということが大事なんじゃないでしょうか。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、イニシャル N・I さん からのご相談でした・・・

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中学2年生の娘のことでご相談です。

娘は、ずっと「○○高校に行きたい」とあこがれていましたが,

最近は部活動に夢中で勉強に集中できないでいるようです。

成績も伸び悩み,今年いよいよ3年生になるにあたり、

友だちが希望しているという別の高校にしようかなと言い出しました。

親としては,頑張れば可能と思われる、これまで志望していた高校を

目指してほしいという思いがあります。まだ時間はあるし、

少しずつ勉強も頑張ってほしいと思っています。

どのようにアドバイスすればよいでしょうか。よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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本人が、自信がないという気持ちになってきたっていうことは

考えられますね。

まず一番大事なことは、その自信がないっていう状態の中で

自分の人生を大きく変える(高校選びをする)んじゃなくて

まずは、自信を取り戻した 自分にもう1回なって、その上で

自分でジャッジ できるようにするっていうことが大事だと思います。

保護者としては、せっかく これまで志望していた高校を目指して欲しいから

勉強頑張ってほしいというのは、これはちょっと多分

本人に伝わりにくいですね。

例えば、親が「もっと上の高校を目指してほしいから勉強頑張って」

っていうのは、本人の自信とはちょっと関係がない話 なんですよね。


重要なことは、本人の自信が回復することなんです。

とにかく高校のことはさておき、

「ちょっと勉強に対する自信っていうのがなくなってきてるのかな?

どうなのかな? 一旦 その自信を取り戻そうよ」っていうことで

勉強 やってきましょうっていうような親子の合意ですよね。

どこの高校行ってほしいから、勉強も頑張ってよ っていう前に、

一回 自信を取り戻そうかっていうことで、

「自信があった上で 自分で決めればいいもんね」っていうところですよね。

そうやって声をかけてあげて、お互い合意をするということが大事だと思います。

その次に話をしなくちゃいけないことは・・・

高校 を選ぶ時に、「レベルが上」とか「下」とかっていう 選び方は、

一部の人には関係あるんですけれども、今後ますます

あんまり関係なくなる時代になってきてます。

 
それよりも重要なことは、高校を出た後の行き方とか、

人生とか、その高校の次を意識させて、高校を選んでいく、

そういう会話をすることですね。

親子でこそ、高校の次を話すべきです。

塾の先生とか学校の先生とかでも高校の話をすると思いますけれども、

高校の次 そのまた 次、その次を話しできるのは

やっぱり親子だからこそ なんですよね。

その子の人生に ずっと寄り添う。

親子だからこそ話する。 そこの話をしっかりすることですね。

そこを飛ばしてしまうと、友達がこう言うから この高校に行くとか、

周りがこうだからこうする とか、

とても近視眼的な高校の決め方になってしまうわけです。

今だけを見て、たまたま あの時あの子がそう言ったから

自分もそうするっていう風に、その時の その付き合いの中で決めてく形に

なりがちなところがあるんですね。

特に自信を失ってる時だからそういう風になると、

うまくいく場合もありますが、そうならない場合もありますから、

じゃあその高校に行きたいとか、親子で話しをしてみる時間を

十分取るっていうのは 必要なことかと思います。

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