今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 くらた さん からのご相談でした・・・

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小5、小1、2人の息子の母です。仕事から帰り、子どもの世話をする時間が

限られている中、兄弟の話を平等に聴かないと、どちらかが拗ねてしまいます。

ある日、疲れ切っていて、適当に「そーなんやー」と返事したら

5の息子が「適当やん」と機嫌を損ねてしまいました。

こんな毎日なんですが、どのように対応すればよいでしょうか。

アドバイスいただきたいです。お願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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2人のお子さんがそれぞれに お母さんの取り合いじゃないですけれども

話を聞いてほしいし、お母さんのお体は一つなので、なかなか

平等にしようと思っても、その時々で、

どちらかを放ったらかしにしてしまいがちになってしまう、

それはよく分かります。そうなりがちだと思います。

体ひとつだし、時間はそんなにたくさんあるわけじゃありません。

でもおそらくその 2人の息子さんは、自分に時間を割いてくれという

時間のことを言ってるというよりも、自分のことを大事にしてほしい、

自分のことを愛してほしい、自分のことを構ってほしい、

いつまで大切にしてほしい、

時間を割いてくれというのは その1つであって、

大切にされているということさえ感じることができれば、

たとえ 時間が短くても、自分は大切にされているなっていうことがわかれば

それでいいんじゃないかなと、お子さん 自身も納得するんじゃないかなと

思います。

そんなにも 2人 それぞれにたくさんの時間を割くことは

疲れきっているお母さんからするとなかなかできないかもしれません。

しかし時間は短くても、丁寧に接するとか伝わるように接するとか、

そして、「大事にしてるよ、愛しているよ、大事な子供だよ」っていうところが

何か伝わるような工夫をすれば、話を聞く時間がなくても

疲れ切っている時にその時間を割かなくても

それでも子供は拗ねずに、お母さんは精いっぱい自分たちのことを

大切に考えてくれている、愛してくれていると思えるんじゃないですかね。

そこさえ伝われば、たくさん 時間を 割いて

2人の話をそれぞれに平等に聞くことをしなくても

大丈夫じゃないかなという風にも思います。

短い時間でも、表情 まなざし ちょっとしたこと ハグ 一つでも

何でも子供に対して、「あなたを大切に思っている」っていうことを

伝えていくことができれば、時間の長さ 短さだけじゃない部分で

解決するんじゃないかなという風に思います。

そしてもう一つは、今小5のお兄ちゃんの方には、もう十分

小学校5年生っていうことならば話もわかる年頃ですから、

お母さんの方がこう伝えてみましょう。

「お母さんは仕事から帰ってくるともう大変なので

疲れ切ってしまっているので、2人の話 もしっかりと聞いてあげたいと

いつも思ってるの 。ただ疲れ切っていて、本当にお母さんも

お母さんなりに精一杯なので、なかなか しっかり ゆっくりと

十分な時間をとって聞いてあげられない時があるかもしれないけど

それはごめんね」と。

「でもお母さん 聞けるだけのことは聞くからね。お母さんも頑張るから

あなたたちも頑張ってね 」と。

不機嫌そうに言うんじゃなくて、「分かってくれよ」っていうような

そういうものの言い方するんじゃなくて、

「ごめんね。お母さん もこういう状況なんだけど、できるだけのことは

するからね」と、お母さんの都合も 小5のお兄ちゃんの方には

伝えても大丈夫じゃないかなという風にも思います。


体は一つなので、やれることにはどうしても限界があるんだけど

分かって欲しいということですね。

だけどお兄ちゃんも弟の方も両方ともが大切なので、

順番に聞くとか、時間は短くてもお互い両方との話を聞くとか。

ただ「お母さんの都合も分かってね」・・・ それを 息子さん

長男さんはお兄ちゃんの方はわかるんじゃないですかね。

「あーそうかと それは仕方がないな。お母さんも頑張ってるから

分かったよ」と言ってくれるんじゃないですかね。

落ち着いて ゆっくりと。不機嫌そうにじゃなくて。

「大切に思ってるんだよ」 っていうことも伝えながら

そういうようなお話をされると、長男さんの方が

まず 理解も示してくれるんじゃないかなという風に思います。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ぬーママ さん からのご相談でした・・・

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5歳の息子のことなのですが、YouTube動画などの影響で乱暴な言葉

「頭わりー」とか「くそやな」とかを使ったり、

自分は通ってきていない道、初めての子育てで、なんと注意をしたらいいのか

悩んでます。本人は覚えたての言葉を軽い気持ちで使ってみたい年頃なのだとは

思うのですが、人を傷つける言葉なのでやめてほしいです。

大人の正論を何度か繰り返し冷静に伝えるも、効果がないようで改善されません。

(「うんち」とか「おしり」など下品な言葉でも人を傷つける言葉でないものは、

家の中でのみ、食事中以外ならOKとしています)

自分の対応は正しいのか自信がないので、アドバイスお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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5歳の息子さんっていうことなので、正論とかで冷静に伝えて

理解を求めるとかではなくて、しつけということでまだいい年齢なんですね。

おそらく 9歳、 10歳ぐらいまでは、しつけということで

ダメなものはダメというようなところでいいんじゃないかなと思います。

ダメな理由を色々と言って、これが正論なんだとか正しいんだとかというよりも

ダメなものはダメっていうことです。

一つ 理由を言うとするならば、そういう言葉を聞いた人が

あまりよく思わない、むしろ 嫌に思う、だからダメなんだっていう理由を

はっきりして、例えば、「お片付けしなさい」とか「靴を揃えなさい」

「物を投げちゃダメですよ」とか、そういうことと同じように

ダメなものはダメというしつけですね。

これに関しては 程度強さや 厳しさが必要だと思います。

従って冷静に伝えるとかじゃなくて、「ダメって言ったでしょ」と

厳しくするっていうことも1つ 重要だと思います。


一方で YouTube などを見ることによって、そういう言葉が

生まれてくるとするならば、YouTube の視聴制限ですよね。

それを見るからそういう言葉を使い始めるのなら、やはり

YouTube を見るということを制限するということです。

もっと見たいとか言っても、そこでそういう言葉を覚えて使うんだったら

もう見ちゃダメということですね。

あまり使って欲しくない、親としても やめてほしい、これをしっかり

はっきりと言うってことです。

そういう言葉を使うんだったらもう YouTube は見せない。

そういうのを使ったら強く ダメっていうことを言い続けると

いうようなことかな という風に思います。

9歳ぐらいまでは、やはり その自我の芽生えというのが

まだ発育発達上です。実はまだそうは強くない。

10歳になってくると、自分の考えとかがしっかりとしてきますから、

正論とか話し合いとかしっかりと 相手が理解をするというようなプロセスも

必要になってくるかと思うんです。

まだ10歳になる前の9歳までは、やはり 親が絶対、というような年齢ですから

しつけるには 9歳ぐらいまでが非常に 年齢的に適してるわけです。

普通に、「挨拶をしなさい」とか「道を渡る時は左右首を振って

安全を確かめて」とか、そういった言葉、行動を日々の習慣にして、

9歳までの間にしっかりと 口 酸っぱくそれを言い続けることです。

繰り返し 継続させることによって、「しないことはしない。やるべきことは

やる」これを明確にしておくということが大事ですね。

これをやってないと、10歳以降もそういった それに近い言葉 、または

行動を繰り返します。

その時になってから それを強制しようとしても、これはなかなか

時間もかかるし、考えと考えのぶつかり合いみたいなことにもなってきます。

9歳までの時にしっかりとそういう言葉と行動の継続、 繰り返し、習慣

というのは身につけるということが大事かと思います。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 へみはま さん からのご相談でした・・・

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安藤先生、いつも聴いています!中学3年生受験生の母親です!

自分たちの時代とはあきらかに違う、いわゆる「受験戦争」真っ只中です!

親として初めての経験です。本人なりに一生懸命やっていると思いますので

せめて、親として、受験生への「やってはいけない。言ってはいけない」を

教えてください!よろしくお願いします!


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安藤先生からのアドバイスです♪

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受験に慣れている子供はいません。受験に慣れている保護者もいません。

みんな 慣れてないわけですから、色々手探りってことは本当に

よく分かります。

ただ一番重要なことは、「自分は見守られてる」と子供自身が思うことです。

だから お子さんが 勇気が持てて、自分は見守られてるんだな っていうことを

感じる、そういう関わりをご家族の中ではやってもらうのが一番いいですね。

やってはいけないことはつまり、その逆だと思います。

例えば、「そんなことだとよくなくなるよ」とか脅しの言葉というか、

不安をそのままストレートに丸ごと そのまま出して、脅しの言葉、

恐怖をもたせてしまう。

恐怖 っていうのは勇気になりにくいですから、いやいや出す一歩に

なるかもしれません。

心の底から 「よしやるぞ」 にはなりにくいですね 。

出してしまう ため息や、暗い雰囲気もそうです。

それは 息子さんにしてみると罪悪感を感じます。

「自分がこの親にため息をつかせているんだ。親を暗くさせてるんだ」と。

そうすると自分はなんかダメなのかなと思うという気持ちで、

自分を責めてしまう。

お互いに 人のせいにして、「あなたがそうだから,

私はこんなにため息が出るのよ 」。

子供も「親がそうだから俺も ため息が」と、

お互いがお互いを傷つけあったりして、受験に向かう 手と手を取り合って

勇気を持って進むというのとは違う方向に行ってしまいます。

ため息とか暗い表情とか脅しの言葉っていうのは、悪い方に行くということが

言えるかもしれません。

本人が勇気を持って、そして「自分は見守られてるんだ」っていう安心を持って

ことにのぞめるようにする、そのためには、「勇気と安心」です。

ポイントは、その「勇気と安心」に沿ったことをすればいいんじゃないかなと

思います。


もう1つは、お子さんが中3というとき、

自分が中3だった時のことを思い出すのです。

お子さんが高校生の時は自分が 高校生だった時を思い出す、など、

お子さんの その時の年齢の頃の自分を思い出すのです。

親がその思い出す 作業をして、「自分だったらどういう風に

言ってもらいたかったか。自分はどういう風にしてもらいたかったか」と、

自分がその頃のことを思い出すのです。

そして お子さんをもう一度見てみる。そうすると お子さんと自分は

繋がってるっていう感覚に少し慣れたりします。

そんな中で、お子さんの勇気を育んだりお子さんの安心を育んだりして、

親も子も勇気が持てて安心できて、一緒に進むという感覚に

なりやすかったりします。

お子さんと共に子育てを通して親も親になっていくというような、

お互いの成長、幸せに向かって歩いていくということを

実現していくのだろうなと思います。

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