今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 ななこ さん からのご相談でした・・・

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2の娘のことでご相談です。

行動が遅く集団ではいつも最後なんです。

要領が悪く、クラスメイトに罪をなすりつけられたり、順番を抜かされたり、

もらえるはずのものをもらえなかったり...と、あげたらきりがないです。

きちんと自分の意見を主張することもできず、モジモジしているだけなので、

トラブルがあっても誰にも気がつかれなかったり、

娘が悪者になってしまう事もありました。

普段でも、なくし物忘れ物がひどくて、着替えや準備が遅くて、

私もイライラしっぱなしで、娘の顔を見るだけで

腹が立ってきて怒鳴ってしまうし、涙が出てくるんです。

ストレスで私がおかしくなりそう。ダメな母親です。

娘の性格を認めつつ、困るところは直してあげたいけど

どうしていいのかわかりません。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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こういう現象があると、どうしてもお母さんとしては

気にもなってしまいますね。どうにかならないかなと思ったりすると

思いますけれども、ただ、やはり 娘さんは娘さんで、自分は自分 を

母の思うようになるかっていうと、どこのご家庭でもそうですが

そうもならないことも多くて、そんな状況の中で娘さんが変わってくる時って

どんな時なのかと言うと、本当は本人が変わりたいと思った時しか

変わらないっていうのがやはりあるんですよね。

娘さんが自分でどうにかしたいと思って相談してきたり、

悩んでいたり、そこへ手を差し伸べるっていうのが本来の距離感なんだろうと

思います。

イライラしても、どなってもなかなか変わらないというか、

変わることは難しいと言えると思うんですよね。

このお母さんもそこは分かってらっしゃると思うんです。

わかってらっしゃる から どうしていいかわからない 。

どうしても気持ちがざわざわして不安になってストレスがすごくかかる

っていうお母さん自身の、この現象に対する見方とか捉え方っていうのを

少し変えてくっていうことに着手するしかないかなと思います。

同じような現象があっても、心がざわざわするお母さんもいれば、

ザワザワしないお母さんもいると思うんですよね。

でもどうしてもすごくイライラするし 腹が立つ。もっと言えば

不満で許せないというか、そういう風に反応してしまう。

なぜ反応してしまうのか。

不満っていうのはその奥にあるのは不安、その不安っていうのは

どこから来る不安なのか、それを書き出してみるっていう方法が一つあります。

書き出して 「それってそう思う」と。

お母さんはなぜそう思うのか、それはひょっとすると、これまで お母さんが

生きてこられた中で 、それに近いようなことがあったから、

どうしてもそういう風に思えるんだ、とか、

もう だから私はここに関しては こうとしか思えない・・・とかですね、

それぞれの歴史の中に何かしらがあって、 だからそういう風に考えてしまう

っていうのはあろうかと思うんです。

目の前の娘さんを変えるということも大事かもしれませんが、

その1個前に、自分自身の見方を変えるということです。

こういう見方をする自分はどこから来てるんだろうか、

かつてどうなるかを持っていたんだろうか、そう 一度自分と向き合ったりして

紙に書き出してみるって事ですね。

昔にあった不安とか納得のいってないこととか、もっと言えば

自分は被害を受けたんじゃないかというか許せないとかも含めてです。

ひとつは 書き出してみて 「あぁそういうことが自分の見方に

影響しているのかな。解釈の仕方に影響しているのかな」と思ったら、

次は書き出した時のその頃の人とお話ができるなら、

こういうふうに思ってたとか ああいうふうに思ってたとか

いろんな話をすることによって相手側の立場とか

相手側の世界にふれるって事です。

そうすると、案外 自分はこう思ってたけど、相手はこう思ってたんだ

ということを発見したりして、少し自分が自分の過去に対してしていた

解釈が少し変わったりすると思うんです。


過去においての解釈が変わると、現在のこの目の前の現象も変わる

ことだってあるということですね。

目の前の誰かを変えるという一つ前に、そういうふうに思う自分の解釈の仕方、

それはどこから来るんだろうかと 一度目を向けて、

そこを変えていく っていうのも、難しいですけれども

1 つの方法 かもしれませんね。

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ありがとうございました。

今週は、 SON・YON さん からのご相談でした・・・

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中学1年の息子のことなんですが、小学生の頃は、

私が、宿題のチェック、テスト後の見直しなど、一緒にやっていたので

成績はいつもよかったです。

でも中学になり、本人は頑張っていたのですが、

最初の期末試験で思ったほどに出来が良くなく、がっかりしていました。

いつものようにテスト後の見直しをしていると、夫に

「やりすぎ。本人に任せろ」と言われました。

夫は数学が得意なので、息子に頼まれると一緒にやりますが、

言われない限り無関心です。

ふだんの私のやり方に批判をするので、内心イライラしますが、

私が関わりすぎでしょうか。

どの程度の関わりがいちばんベストでしょうか。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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中学に入って、いろんなテストがこれから先もありますが、

全てのテストで、思ったように点数が取れるとかうまくいくわけもなくて、

思っていたほどは 良くなかったりする時もあります。

その時に大事なことは、焦らないってことです。

特にまだ中1ですから まだこれからです。

思ったほどに出来が良くなくてと、必要以上に がっかりすることも

ないということです。

親御さんは、最終的にどうであって欲しいのか、

どういう風に生きていて欲しいのかと思うと、

やはり 良くない時もどうして良くなかったかっていうのを

自分で分析して、次はどうすればいいか っていうこと、

改善の計画を自分で立てて、そして自分で実際に改善をして、

今度は前よりは少しは良くしていく・・・これは 大人であっても

ずっとこれを繰り返しながら生きてるわけですよね。



いい時ばかりじゃないし、思うようにいかなかった時は

自分でその状態をどう分析して どう改善していくか、

これをずっと繰り返すわけですから、 1年生の最初の期末テストの結果が

思ったほどに出来が良くなかった、じゃあどうすればいいのか、

自分で分析をして自分で改善をしていくのですが、

親御さんはそれを手伝うってことです。

前のように一緒になって宿題のチェックをしたり、一緒になって勉強したり、

一緒になって見直しをしたりということを、親主導でやるんじゃなくて、

自分で分析、自分で改善、そして自分で行動していく。それをサポートする

ってことです。

だから もし 関わるとするならば、自分で分析をしてそこを改善する

お子さんに、「次はうまくいくと思うよ」と、明るく、前向きに関わる

ということです。

あんまり 暗くなく焦ることなく。それですべてが終わりではないですから。

「次もあるから次頑張ればいいじゃない?」と。

そして今回うまくいかなかったなんていうことがあるならば、

「あなたならできる。大丈夫。」と。

学習計画を立てるところでも、「すごいね 。自分で考えたんだね」とか

計画の作り方がわからないというならば、「じゃあ一緒に建てようか」

と、 一緒にやるのもいいと思います。


お互いのあり方として確認しあえば、あとは「どう?」とか

「大丈夫?」とか「調子いい?」とか、

不安げに聞くとか暗く聞くとかじゃなくて、明るく聞いてくのが

いいと思います。

「もしわからなかったら助けるよ」とか、

「助けれないかもしれんけどね」とか冗談を言いながら、

助けられたら助けるよぐらいの感じで。

「わからなかったらまた 言ってね」ぐらいでいいと思います 。

「中学生になったら、ここから先は自分で分析、自分で改善、

自分で行動が大事だからね。でも 分析の仕方がわからないとか

改善の方法が分からないって言うんだったら、そこはちょっと一緒に

考えようか。でも だんだん 自分で考えられるようになろうね」

と、少しずつ脱皮をしていくというか、成長していく道筋を

明るくつくってあげる、ということです。

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今週は、 まるこ さん からのご相談でした・・・

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小学2年の娘の家での学習についてご相談です。

宿題の後の自主勉強ってどのくらいか必要ですか?

塾には行っておらず、宿題も少ないので、このままでいいのか心配で。

漢字の書き取りとか、算数の計算問題だったり、やらせようかとドリルを

購入しましたが、宿題だけすますと友だちの家に遊びに行ってしまうので

やってません。塾に行くのは、高学年くらいからと考えていますが、

今は何をどんなふうにすればいいですか?

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安藤先生からのアドバイスです♪

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小学校2年生の娘さんは、宿題をしっかりとやるわけですね。

こうやってやらなくてはいけないものをきちっとやるって、

これだけでもすごいこと なんです。それをまず褒めてあげると

もっと色々やりたいって言うでしょうね。

だから次から次へと 何をさせればいいか っていう前に、

今、娘さんができていることをどんどん 褒めていくと、娘さんから

もっとやりたい 次もやりたい・・・こういうことになりますから、

毎回 宿題をしっかりやって「えらいね。そういうあなたが好き。

そういうあなたは信頼できる。そういうあなたのことを応援してる」

という風に、まず 宿題をきっちりやっているっていう事を

非常に嬉しく思う、そして 喜ぶ、 そして褒める、 そして笑う、

というようなことをやっていけば

宿題の習慣これから先もつくと思います。

さらに、もっとやった方がいいとか、宿題が少ないから少し心配だと

するならば、「これをやりなさい」ではなくて、

お母さんが「最近こういうのやってるんだけど、わかる?」

とか言って、お母さんが一緒になってやってみることです。

「○○ちゃんがどんなことやってんのかなと思って、お母さんもやってるんだけど

教えて。どうやってやるの?」とか、

お母さんも一緒にやると楽しんでやる、そういうような空気で

やっていくわけです。

とにかく本人がやりたいと思ってやっていくことしか

身にはつかないわけですね。

したがって、本人がやりたいと思うような気持ちを

ずっとキープさせることが大事です。

やはり、楽しくて安心して暖かい空気の中でこそ、頑張れるわけです。

やらなくちゃいけないから、それをしないと困るから、

そういう悲観的なところでは頑張れないわけですね。


お母さんも教えてもらうぐらい楽しい雰囲気を出す。

そうすると娘さんは「じゃあ私が教えてあげよう」と、

ママの力になってあげようということで やってやろうと思ってもらえる。

そうやってそういう気持ちにさせながらやってると、それもまた力になる、

習慣になるというようなことを考えてみたらどうでしょう。

お母さんがいきなり小学校2年生の計算問題をやり始めたり

漢字をやり始めると「どうしたの?お母さん?」というような感じで

びっくりするかもしれませんね。

それに少し違和感があるならば、例えば クイズ とか なぞなぞ とか

色々お互いに頭を使って「何だろう?どうだろう?」と考えるような

そんな時間を日常の中に作ることもできると思いますね。


頭を使って何とか解決に導こうとする。そしてできたら、笑う、喜ぶ。

そういう 楽しさがある そういうことで頭を使う、粘る、

そして考える、こういうような 習慣も身につきますからね 。


また、本を読むのもいいです。

「この本ってどんな本だった?感想聞かせて」

とか「そうなんだ」とか。

「なんか読みなさい」とか「感想 言いなさい」とか「それは違う」とか

そういう 評価をするというのではなくて、

「それ面白いね。お母さんも読んでみよう」とか

そんな時間も過ごすといいと思います。

キーワードは「全てを楽しく」です。

楽しく暖かく 安全で、もっとこんな時間を過ごしたいと思うから

お子さんは「もっとあれをやろう。一緒にやろう」っていう風に

そんな空気作り ここがポイントになるんじゃないでしょうか。

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