東海道五十三次のひとつ「石薬師宿」。
かつて旅人たちが行き交い、往来のにぎわいを見せたこの宿場町に、佐佐木信綱記念館があります。
今日は佐佐木信綱顕彰会 石田弘一さんがお客様です。

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静かな町並みの中を歩いていくと、道端にいくつもの札が並ぶ小径が現れます。「信綱かるた道」。
この道には信綱の生家もあります。

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顕彰会の中から新たに誕生したのが「佐々木信綱研究部会」。
信綱の作品や足跡を深く掘り下げる取り組みを始めました。

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信綱が愛した風景の中を、言葉とともに歩く。
それは、時を旅するようなひとときです。

鈴鹿市 佐佐木信綱顕彰会 石田弘一さん

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四日市の街の中心部、ここにひときわ静かな時間が流れる場所があります。
四日市市立博物館。
最上階にあるプラネタリウムで星空を案内してくれるのが今日のお客様、学芸員の平野佑弥さんです。

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この季節のおすすめは、四つの星がつくる大きな四辺形が目印のペガサス座。
秋の夜空を大きな馬が悠々と駆け抜けています。

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プラネタリウムの光に包まれながら、遠い宇宙に思いを馳せるひととき
心は銀河の向こうへと旅していきます。

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平野さんが「ぜひ見てほしい」と語るのが、レモン彗星。
太陽に近づき、尾を輝かせながら夜空を横切るその姿は、宇宙からの贈りものです。
星が教えてくれるのは、この世界の広さ、そして、いまを生きることの不思議さ。今日も静かなロマンが瞬いています。

四日市市 四日市市立博物館 天文係 学芸員 平野佑弥さん

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志摩市 FIVE TREES

志摩の海を渡る風が、アトリエの扉をそっと揺らします。
ここはFIVETREES――ジュエリーアーティスト、林遼子さんの小さな世界です。

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最初の出会いは七宝焼き。
やがて、うるしへ。
奥深い輝きに魅かれていきます。

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割れや欠けを「美」としてつなぐ「金継ぎ」
日本の古くからの知恵に心が動きました。

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林さんの金継ぎは、金ではなく、うるしで継ぐ。
自然のままに、静かに形をつなぎます。
かたちの余白に宿る、自然の美しさ

微かな線ひとつひとつに、輝きが息づく

志摩市 FIVE TREES 林遼子さん

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